知育玩具

ふらっと立ち寄ったデパートのおもちゃ売り場にピープル社の知育玩具で「ドレミ読めちゃった」という商品が実機で置いてあった。楽譜のボタンを押すと光と声で歌が流れてくる様子。実際に遊んで楽しめるので、ちっちゃい女の子がいろいろボタンを押して遊んでいたのだが、そのおもちゃから聞き覚えのあるフレーズが聞こえてきた。それはまさしく「森のくまさん」の替え歌だった。何気なく黙って聞いていた。
「あるーひんけつ」「もりのなかんちょう」
そうそう、そんな歌詞だったと思いながら「かんちょう」はアリなのかといぶかしく感じながらも続きを聞く。
「くまさーんにんにく」「であーったんそく」
おおぉ。今も昔も歌詞は変わっていないのか。そうするともしかすると次のフレーズはあれなのか?幼児向け知育玩具でアレ言っちゃうの?と耳を欹てて聞いていたのだが、一向に続きが聞こえない。そう。その楽譜はそこで終わっていた。

ちよ。待てよ。おい。

「あるーひんけつ」「もりのなかんちょう」「くまさんにんにく」「であーったんそく」ときたら次は
「はなさーくーもーりーのーみーちんぽこ」
って続くに決まってるやん。あまりにも強引と言うか中途半端というか、お互い全裸なのにセックスしないのと同じぐらいもどかしい。「ちんぽこ」を回避したいのならそもそも「森のくまさん」の替え歌なんてセレクトしなければいいのに。期待したあたしがバカみたいじゃないか。あーもうムカつく。