エンターテインメント

かねてから名作と名高い噂のアニメ映画をみてきました。そう、「劇場版 テニスの王子様」です。もちろん、私は原作を読んでいません。かろうじてレギュラー陣の名前を言えるぐらいです。
で、内容は。結果から言うと、感服。負けました。私が甘かった。手塚部長の「手塚ゾーン」(ボールの回転を操り、自分は動かずともまるで相手のボールが吸い寄せられるように自分のところへ返ってくる技らしい)なる技によってなぜ恐竜が絶滅したかが解明されたり、人は海の中や空中など浮力や重力に逆らう環境下でもテニスができることも証明されたり、そもそもテニスとは火柱や大津波をも発生させることができる人智を超えたスポーツであることを認識させられたり、果てはサイヤ人じゃなくても人は気を放出できるし舞空術なんて使えなくても人は空を飛べるんだ!と人類の未来に一筋の光を指し示す、これぞ叡智を結集させた一大エンターテインメント映画だと感涙にむせび泣かずにはいられないほどの名作中の名作。気づけば主人公のラストショットは産まれたままの姿で打ってたりもするし、はっきり言って、ディズニーリゾートなんかよりも数段上を行くほどの満足感と恍惚感を得られた。これマジで。そして同時上映「跡部からの贈り物〜君に捧げるテニプリ祭り」も刮目して見るべき。敵キャラ、サブキャラ大結集のファン垂涎の出来。もちろん私はファンでも何でもないのでよだれは出さんかったけど、とりあえず「ドキッ!女だらけの水泳大会」と近未来SF映画を足して割ったようなこれもエンターテインメントの真骨頂と呼ぶべき名作。一緒に見に行った友人(鑑賞2度目)は「キムタクが声優やってる方のアニメより500億倍おもしろい」とこれまた天文学的比喩とともに絶賛していた。
とにかくこの「劇場版 テニスの王子様」は、ここ数年で見た映画の中で最もエキサイティングでクールな映画です。神。というか見ろ。マジで。みんな死んだらええねん。笑いすぎて。